絶大な人気を誇る野球実況YouTuber、ハムショーさん。
彼の輝かしい経歴と、推定数千万円ともいわれる驚異的な年収の裏には、一体どのような物語が隠されているのでしょうか。
この記事では、アナウンサーへの夢の原点となったハムショーさんの出身大学や文武両道を貫いた高校時代のエピソード、幾多の挫折を乗り越えた壮絶な経歴、そして多くの人が気になる年収の内訳を徹底的に深掘りします。
さらに、ファンから「イケメン」と評される素顔、彼を支えるスポンサー企業との関係、気になる彼女の存在、大手事務所UUUMへの所属がもたらした変化、現在の多様な仕事内容、そして「ハムショー」という名前の心温まる由来まで、彼の魅力を余すことなく解き明かしていきます。
ハムショーさんの出身大学とアナウンサーへの夢の原点
ハムショーさんの最終学歴は、アナウンサーの名門として知られる法政大学です。
彼が数ある大学の中から法政大学を選んだ背景には、スポーツアナウンサーになるという明確な目標がありました。
高校3年生の時、2012年の北海道日本ハムファイターズの優勝実況に心を揺さぶられ、実況アナウンサーの道を志したハムショーさん。
当初は地元の北海道大学を第一志望としていましたが、夢を叶えるためには東京の環境が必要だと考え、進路を大きく転換します。
そこで彼の目に留まったのが、法政大学が誇るマスコミ志望者向けの伝統的な講座「自主マスコミ講座(通称:自主マス)」でした。
この講座は、キー局のアナウンサーを数多く輩出してきた実績があり、彼にとって最高の学びの場に映りました。
実際に法政大学は、早稲田大学や慶應義塾大学に次いでアナウンサー輩出数で全国3位(『大学ランキング2018』より)という輝かしい実績を持ちます。
元NHKの山本浩さんや日本テレビの平松修造さんなど、スポーツ実況の第一線で活躍する先輩たちがいることも、彼の決意を後押ししたことでしょう。
大学時代には「自主マス」だけでなく、外部のアナウンススクールにもダブルで通い、実況技術の基礎を徹底的に磨きました。現在の彼の滑らかでプロ顔負けの実況スキルは、この法政大学での情熱的な学びに深く根差しているのです。
ハムショーさんの波乱万丈な経歴:挫折からYouTubeの頂点へ
ハムショーさんの経歴は、夢への挑戦、深い挫折、そして劇的な再起に彩られた、まさに波乱万丈な物語です。
北海道札幌市で生まれ育った彼は、5歳の時に北海道日本ハムファイターズが札幌に移転してきたことをきっかけに、熱烈な野球ファンとなりました。選手としてプレーするよりも「見る専門」として野球を愛し続けた少年は、高校3年生の時に運命的な実況に出会い、アナウンサーを志します。
法政大学進学後は、夢の実現のために全ての時間を捧げました。しかし、現実の壁は厚く、大学4年次に挑んだアナウンサー採用試験では、キー局から地方局まで約50社を受けたものの、全て不合格という厳しい結果に終わります。
夢を諦めきれず就職浪人を選び、2年目の挑戦に臨みますが、最終面接まで進むも内定を掴むことはできませんでした。
二度の大きな挫折を味わい、夢破れたかに見えましたが、彼はここで終わりませんでした。
2022年3月、新たな表現の場としてYouTubeチャンネル「ハムショーのスポーツ実況ch」を開設。ラジオ風の実況という独自のスタイルで活動を開始します。
すると、同年4月のファイターズ対マリーンズ戦の実況で同時接続者数が3万人を記録し、その才能が一気に開花。野球ファンの間で瞬く間にその名が知れ渡りました。
その後、2024年8月には大手事務所「UUUM」に所属し、2025年にはDAZNの公式コンテンツに出演するなど、アマチュアからプロの配信者へと飛躍。
現在、チャンネル登録者数は36万人(2025年7月時点)を超え、かつて目指したアナウンサーとは違う形で、野球実況の第一人者としての地位を確立しています。
ハムショーさんの驚くべき推定年収
ハムショーさんの年収は、YouTube活動を主軸に、推定で2000万円から6000万円以上に達すると見られています。
この金額は、キー局のトップアナウンサーに匹敵、あるいはそれを超える水準であり、彼の成功を如実に物語っています。
主な収入源は多岐にわたります。
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メインチャンネルの広告収入: 熱心なファンが多く、長時間の生配信が中心のため、広告単価が1再生あたり0.3円~0.4円と高く推測されます。月間1000万再生を超えることもあり、これだけで年間3600万円以上の収入が見込まれます。
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サブチャンネルの広告収入: 「ハムショーのメジャー実況ch」も着実に成長しており、収益を上積みしています。
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メンバーシップ: 月額制のファンクラブで、限定コンテンツなどを提供。安定した収益基盤となっています。
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スーパーチャット: 生配信中の「投げ銭」機能で、熱量の高いファンからの直接的な支援が大きな収入源です。メンバーシップと合わせて年間1000万円~2000万円規模と推測されます。
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企業案件・報酬: UUUM所属により、DAZNや北海道新聞、ファンゴなどとの大型タイアップが実現。一本あたり数百万円規模の案件も含まれると考えられ、年間で数百万~1000万円以上の収入があると見られます。
一部では最大1億8000万円に達するとの試算もありますが、より現実的な範囲として3000万円~6000万円が有力です。
アナウンサー試験に落ちた青年が、数年でこれほどの成功を収めた事実は、多くの人に夢と希望を与えています。
ハムショーさんの「イケメン」と評される素顔
ハムショーさんは、その卓越した実況スキルだけでなく、「イケメン」であることでもファンの間で広く知られています。
普段は声のみの出演が多いですが、2023年2月に公開された「ファイターズキャンプVlog」をはじめ、いくつかの動画で顔出しをしています。
公開された映像では、すっきりとした目鼻立ちと爽やかな笑顔が印象的で、SNSでは「声だけじゃなくて顔も完璧なイケメン」「ジャニーズにいそうな美少年タイプ」といった称賛の声が相次ぎました。身長は168cmと公表しており、
すらりとした体型と少し童顔な雰囲気が、彼の「イケメン」というイメージを一層引き立てています。
配信中に時折映る真剣な横顔や、ファンからの質問に誠実に答える姿に心を掴まれる視聴者も少なくありません。大学時代は茶髪だったと明かすなど、垢抜けた一面も持ち合わせています。
情熱的でありながら常にフェアな実況スタイルと、この爽やかなルックスとのギャップが、彼の人気を支える大きな要因の一つと言えるでしょう。
ハムショーさんの活動を支えるスポンサー企業
ハムショーさんの活動は、彼のスキルと信頼性を評価する複数の大手スポンサーによって力強く支えられています。
特筆すべきは、スポーツ配信サービスの最大手DAZNとの公式コラボレーションです。
2025年4月からは「インフルエンサー実況 with FanZone」という企画に出演し、個人YouTuberとしては異例の公式実況を担当。これは彼の人気と実力が業界内で公式に認められた証であり、一本あたりの報酬も高額であると推測されます。
また、野球用品ブランドのファンゴ(Fungo)は、2025年シーズンも引き続き「ハムショーのスポーツ実況ch」の協賛スポンサーを務めています。オリジナルユニフォームのプレゼントキャンペーンなどを共同で実施し、ファンとのエンゲージメントを高めています。
さらに、地元メディアである北海道新聞のポッドキャスト「#Fボイス」への出演など、地域に根差したタイアップも積極的に行っています。UUUMへの所属後はこうした企業案件の幅がさらに広がり、元プロ野球選手の杉谷拳士さんとのコラボ配信など、スポンサーとの連携を活かした魅力的なコンテンツを次々と生み出しています。
ハムショーさんの彼女や結婚観について
ハムショーさんのプライベート、特に恋愛事情については、多くのファンが関心を寄せていますが、本人は多くを語っていません。
過去にYouTubeの質問コーナーで「彼女はいますか?」と問われた際、彼は尊敬する大谷翔平選手の名前を挙げ、「大谷選手のように、結婚するまでは(プライベートなことは)秘密にします」と、ユーモアを交えつつも誠実に回答しました。
この発言から、現在お付き合いしている方がいる可能性も否定できませんが、公にはしないという強い意志が感じられます。
また、2024年2月に大谷翔平選手が結婚を発表した際には、自身のX(旧Twitter)で「自分の結婚観も変わるかもしれない」と投稿しており、結婚に対して真剣に向き合っている様子がうかがえます。
高校時代には真剣に交際していた彼女がいたことも明かしていますが、その方との関係は上京などを経て、現在は続いていないと考えるのが自然でしょう。
彼のプライバシーを尊重する姿勢から、今後も恋愛に関する情報が公開される可能性は低いかもしれませんが、ファンは彼の幸せを温かく見守っています。
ハムショーさんと大手事務所UUUMとの関係
ハムショーさんは、個人での活動で既に絶大な人気を確立していましたが、2024年8月3日にさらなる飛躍を目指し、国内最大級のYouTuber事務所UUUMへの所属を電撃発表しました。
UUUMは、HIKAKINさんやはじめしゃちょーさんをはじめ、数々のトップクリエイターが所属する業界のリーディングカンパニーです。ハムショーさんはUUUMに加わることで、個人では難しかった活動の幅を大きく広げることに成功しました。
最も大きな成果の一つが、2025年に実現したパ・リーグ主催試合の公式な配信許諾契約です。これにより、権利関係をクリアにした上で堂々と実況配信を行えるようになり、プロの配信者としての地位を不動のものにしました。
また、DAZNやファンゴといった企業との大型タイアップも、UUUMの持つ強力な営業力やサポート体制があってこそ、よりスムーズに実現したと言えます。
彼自身もUUUM所属に際し、「活動の幅を広げていきたい」と力強く語っており、事務所のリソースを最大限に活用して、今後も新たな挑戦を続けていくことが期待されます。
ハムショーさんの現在の仕事内容
ハムショーさんの現在の主な仕事は、YouTubeをプラットフォームとしたコンテンツクリエイターです。その活動は多岐にわたりますが、中心にあるのは野球のラジオ風実況です。
「ハムショーのスポーツ実況ch」では北海道日本ハムファイターズの試合を、「ハムショーのメジャー実況ch」では大谷翔平選手や山本由伸選手が所属するロサンゼルス・ドジャースの試合を中心に、熱のこもった実況を届けています。
その実況は、アナウンサー試験で培った滑らかな滑舌、豊富な語彙力、そして試合の情景が目に浮かぶような巧みな描写力が特徴で、「本物のアナウンサーより聞きやすく、面白い」と絶賛されています。
2023年までは、ラジオ局での野球中継の補佐、家庭教師、飲食店スタッフなど複数のアルバイトを掛け持ちしていましたが、2024年からはYouTube活動に専念する専業クリエイターとなりました。
YouTubeでの実況配信に加え、DAZNの公式番組への出演や、北海道新聞のポッドキャストへの参加、スポンサー企業とのタイアップ動画制作も重要な仕事の一部です。
さらに、InstagramやTikTokでは、試合のハイライトや野球の豆知識をまとめたショート動画を投稿し、ライトなファン層の獲得にも力を入れています。
ハムショーさんの出身高校と青春時代
ハムショーさんの出身高校は、北海道の札幌第一高校です。この高校は、春夏合わせて6度の甲子園出場経験を持つ野球の名門校であると同時に、学業にも力を入れている文武両道の私立校として知られています。
彼が在籍していたのは、国公立大学進学を目指す「選抜コース」。朝8時から夜19時まで授業や補習、テストに追われるという非常にハードな学生生活を送っていました。
この厳しい環境で培われた集中力と忍耐力は、長時間の生配信を一人でこなす現在の活動にも間違いなく活かされています。
スポーツアナウンサーという夢を抱く直接のきっかけは、高校3年生の時にラジオで聞いた2012年の日本ハムファイターズの劇的なリーグ優勝実況でした。
言葉の力で感動を生み出す仕事に強く憧れを抱いた瞬間でした。また、高校時代には真剣に付き合っていた彼女がおり、その経験を通じて「他人にどう見られるか、どう受け取られるかを深く考えるようになった」と語っています。
札幌第一高校での勉学、野球への情熱、そして青春時代のかけがえのない経験のすべてが、現在の「ハムショー」という人間を形作る上で重要な土台となっているのです。
ハムショーさんの名前の由来
ファンから親しみを込めて呼ばれる「ハムショー」という活動名。この名前の由来は、彼のアイデンティティそのものを表しています。
「ハム」は、彼が愛してやまないプロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」から取られています。そして「ショー」は、本名に含まれる「翔(しょう)」という漢字に由来します。
本名全体は公開されていませんが、YouTubeの質問コーナーで自身の名前に「翔」が入っていることを明かしており、「翔平」や「翔太」といった名前である可能性が考えられます。
この名前は、ファイターズへの深い愛情と、自分自身の名前(本名)を組み合わせた、彼にとって非常に意味のあるものです。
また、「ショー」という響きには、人々を楽しませる「show(ショー)」という意味合いも重ね合わせることができ、彼のエンターテイナーとしての側面も見事に表現しています。
シンプルで覚えやすく、彼のルーツが込められたこの名前は、ファンとの絆を深める重要な要素となっています。