2017年3月24日

「春には、街中に桜があふれる・西宮」桜研究家で樹木医の藤原さんに、西宮らしい桜の魅力&ベストスポットを聞いてみた!

夙川河川敷緑地の桜
夙川河川敷緑地・苦楽園口橋から甲山をのぞむ

さくらの名所100選・夙川河川敷緑地の桜!

――藤原さんは、西宮市在住で桜の季節、桜研究家として全国を探訪されています。全国の花の名所を見て西宮市で思うことは。

藤原:全国には、歴史ある桜の名所や近年新たに新設された若い桜の名所があります。私は、桜研究家、樹木医として、それらの名所においての保全管理方法や桜の健康状態などを調査しています。新たな知見などを仲間同士で共有し、技術発展に寄与しています。
いろいろな地域を見てみると、あらためて西宮の桜が美しいということに気づきます。街の風景にも溶け込んで、生活に根づいている感じです。とくに夙川河川敷緑地なんかは、1990(平成2)年に全国「さくらの名所100選」にも選ばれ、全国的にも有名で、まさに市の財産と言えるでしょうね。
夙川舞桜
花びらが特徴的な「夙川舞桜」

桜の街には必ず新たな桜が誕生する物語がある。

――西宮だからこそ堪能できる、桜の風景は。

藤原:先ほどお話した夙川河川敷緑地には、山桜の仲間で、「夙川舞桜(シュクガワマイザクラ)」というオリジナルの品種があります。半八重咲といって、花びらが7枚~15枚程度重なったフワッとした形で、ほんのりピンク色がついてる可愛い花です。夙川河川敷緑地には、1949(昭和24)年に植栽した、1000本の桜が老齢期を迎え、今後、夙川舞桜などその地域で誕生した新たな桜を加えながら、個性的な桜を植栽することで、他の桜の名所と差別化していくことが新たな夙川の魅力アップにつながるものと考えています。
また夙川には年老いた桜を多く見かけます。そのような桜は時の流れというか、歴史に思いを馳せることができますから、じっくり眺めていただきたいですね。
ヤマザクラ
六甲山や甲山に多いヤマザクラ

市内には桜のベストスポットがいっぱい!

――おすすめといえる桜のベストスポットは。

藤原:まずは夙川河川敷緑地と並ぶ、西宮の桜の名所、満池谷の桜(越水浄水場)ですね。1954(昭和29)年に創設30周年を記念に満池谷を特色ある桜の名所にするため、笹部新太郎氏の指導で、当初からのソメイヨシノを山桜や里桜など約260本に植え替えられたものが今も見られます。また、市内でもかなり古いソメイヨシノが見られるのが一里山町の桜並木です。さらに並木だと関西学院大学正門前の学園花通りの桜は、甲山の借景もあって美しいですね。ほかにも武庫川河川敷緑地があります。比較的新しい桜の名所で瀬戸内海と日本海を桜で結ぶ「ふるさと桜づつみ回廊」の起点を示す碑が戸崎町にあります。碑の市街地側には鬱金(ウコン)という黄色の花を咲かせる桜も見ることができます。場所を北部市域に移すと山口町では、有馬川緑道丸山周辺の桜は、夙川の桜が散り始めるころに咲きます。まだまだきりがありませんがみなさんもぜひ、自分好みの桜を西宮で見つけていただけたらと思います。
学園花通り
関西学院大学 正門前(学園花通り)
満池谷
越水浄水場で最も大きいエドヒガン
西宮市の職員で週末は樹木医として活動する藤原課長
桜の魅力を説明する藤原さん(撮影場所:西宮市役所東側の六湛寺公園)
NISHINOMIYA COMMONS編集部
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