古民家カフェ「マスカフェ」で、「生瀬」のおもてなしランチを味わう!

ワンプレートランチ
「マスカフェ」人気のワンプレートランチ

有馬街道の宿場町として栄えた街

JR福知山線生瀬(なまぜ)駅。かつてこの地域は、有馬温泉へ向かう貴人が往来し、丹波と西宮・伊丹・尼崎方面を結ぶ物流のメインストリートであった有馬街道(湯山街道)の宿場町として栄えました。

JR福知山線生瀬(なまぜ)駅

「摂丹型」といわれる独特の妻入り民家が街道に沿って並ぶ生瀬の旧集落とともに、その一角にある鎌倉時代創建の淨橋寺とその向かいの生瀬皇太神社は、生瀬地域の人びとが大切に伝えた歴史を物語っています。

浄橋寺:外観
生瀬皇太神社:外観

現在は、JR福知山線の複線電化をきっかけに開発が進み、大阪や神戸で働く人々のベッドタウンにもなっています。


古民家カフェ「マスカフェ」

地域活性化のベースキャンプが「マスカフェ」

長い歴史を重ねてきた生瀬の街で、古民家カフェ「マスカフェ」の運営や地域活性化に取り組むのが、NPO法人・アクティブサービスプロジェクトです。甲子園で開催される全国高校野球選手権大会で審判部長を務めた経歴を持つ代表の木嶋一黄さんに、マスカフェ誕生の経緯を聞きました。

木嶋一黄さん
NPO法人・アクティブサービスプロジェクト代表の木嶋一黄さん

「この古民家は、生瀬が宿場町として栄えた時代の風情を残している建物なんです。ずっと住まれていたご家族が、阪神淡路大震災で半壊となって以降は、離ればなれに暮らしておられました。再びこの家で家族全員で暮らしたいという願いを実現するため、マスカフェは誕生したんです」 木嶋さんは、地域の人々の思いやりの受け皿として、さらには改修費の一部を改修後の古民家の活用で捻出することを考えてNPOを設立。生瀬の人々のサポートを得て古民家は再生し、家族は無事に震災前の暮らしを取り戻しました。そして居住エリア以外のスペースをNPOで借り、古民家カフェをベースに地域貢献や活性化の拠点とすることに。現在、マスカフェはNPO活動のベースとなっています。

木嶋一黄さん

「今はボランティアさんの都合で、月曜と木曜の週2日のみのオープンですが、両日ともに予約で埋まってしまうほど人気があります。それ以外の日は、不定期に出張カフェやワークショップなどが開催されています。たくさんの人に訪れていただいて、生瀬のこと、さらには西宮市内にこんな閑静な場所があることを知ってもらえればと思っています」


ボリューム満点でやさしい味わいが人気のランチ

大きな古民家を再生した古民家カフェ「マスカフェ」は、高い天井と木のぬくもりが感じられる店内が自慢。生瀬の街の雰囲気同様、ゆったりとした時間が流れています。靴を脱いでリラックスして過ごせる座敷もあり、カーペット敷きの2階では家を支える大きな梁を間近で見ることもできます。
ランチメニューは日替わりのワンプレートのほか、マスカフェ特製のミートソーススパゲティー(どちらも800円)が用意されていますが、ワンプレートメニューは数量限定なので予約しておくのがおすすめ。

ランチメニュー

この日の日替わりメニューは、豚の竜田揚げとなす天、キンピラごぼう、きゅうりとトマトの酢の物、サラダ、お味噌汁、ごはん(おかわり自由)、バナナチョコマフィンとボリューム満点。木嶋さんにメニューについて聞きました。

木嶋一黄さん

「ボランティアの方が育てた地元産の無農薬野菜を使ったり、生瀬に住む井上さんが調理を担当しておられたりと、ランチには「生瀬の人々のおもてなしの気持ち」がギュッと詰まっています。ひと口食べれば、この古民家同様にホッと心が落ち着くと思います」 ぜひ一度マスカフェを訪れて、生瀬のおもてなしランチを味わってみてはいかがでしょうか!

古民家カフェ「マスカフェ」
NISHINOMIYA COMMONS編集部
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