環境にやさしい街西宮で、酒造業を通じて「びんの一生」を学ぶ
西宮市立深津小学校では、7月のはじめに4年生を対象に出張授業を開催しました。この日は『西宮お酒とびんのものがたり~びんの一生~』というタイトルのもと、「ガラスびん」に関係する地元企業の6社(吉田製作所、日本山村硝子、山村製壜所、辰馬本家酒造、山一商会、新日本流通)とEWC(Earth Watching Club)が協力して授業を行いました。
灘の酒で知られる西宮~神戸の灘五郷。なかでも、日本酒造りに最適な奇跡の水といわれる「宮水」が湧出する西宮では、古くから酒造業に関係した様々な企業が集まっていました。日本酒のびんも西宮で作られ、約100年前の大正時代にはびんのリサイクル工場もあったそうです。
高度経済成長期の右肩上がりの時代に、石油コンビナートの誘致を拒んで昭和38年に「文教住宅都市」を宣言するなど、環境への住民意識が高いのは、酒造業などの伝統産業への敬意もその一因。そのお陰で、現在でも市内には自然の砂浜など豊かな自然環境が残されています。
「びんの一生」を廻り「リユース」に気付き、「リサイクル」を、体験しよう!




びんも、社会も、人も「循環する社会」へ

平成15年には「環境学習都市宣言」を行った西宮市。今日学んだことが、街と調和する豊かな自然環境を何十年先にも残しゆくきっかけとなることを期待しています。