さくらFM・パーソナリティが行く!
有機野菜で、生産者と消費者をつなげる「野菜ビストロレギューム」

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有機野菜の魅力を伝える「野菜ビストロレギューム」

地産地消の有機野菜を味わえるビストロ

阪急西宮北口駅から徒歩すぐのビルにある、「野菜ビストロレギューム」。
地産地消にこだわり、有機野菜を使ったお料理が食べられると評判のお店です。今回は、さくらFM・パーソナリティの宮明里帆が、レギュームのオーナー・光岡さんにお話をうかがってきました!
レギューム
レギュームオーナー・光岡大介さん(写真右)
以前は、神戸でオーガニックカフェ&八百屋さんを営んでいたという光岡さん。有機農業を通じて縁のあった方が西宮北口にビルを建てられたことをきっかけに、ここ西宮に地産地消の有機野菜にこだわったレストラン「野菜ビストロレギューム」をオープンされました。

家が農家というわけでなく、全くの未経験から有機野菜を扱う仕事を始めた光岡さん。有機農家は、もともと別の仕事をしていた人がゼロから農業にかかわるパターンが多く、実家が農家だという人よりも大変。あえて手間ひまをかけて農業をしている人々を、より支援していきたいという思いがあるのだそう。
レギューム
落ち着きのある空間

本格フレンチを糸口に

野菜ビストロレギュームで取り扱う野菜は約100種類で、うち6割が兵庫県産。必要な野菜が兵庫県で生産していない場合や、旬ではない場合もあるため、ほかの産地のものも使用しているそうです。また、98%が有機野菜だという徹底ぶり! ちなみに、西宮産のものとしては鷲林寺(じゅうりんじ)にある養蜂場のはちみつを使っているとのことでした。
年間約2万5000人が訪れるレギューム。年間約1200万円の野菜の需要を生み出していると話してくださいました。
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この日いただいた、レギュームコース
この日いただいたのは、野菜のアミューズとスープ、季節野菜をバリグール風に仕上げたストウブ料理、さらに、選べるメインディッシュとパンorごはん付きのコースです。食後にはプチデザートとオーガニックコーヒーor有機紅茶もセットになっています。野菜一つ一つが味が濃くて甘く、とってもおいしかったです!
レギューム
本格フレンチをおいしくいただきました
目標は、レギュームを通して、生産者のファンや、サポーターを作ること。都会に住んでいると、規格化された野菜がすぐに手に入り、食べ物を作る裏側を見ることが難しいのが現状です。農業は災害など自然に大きく左右される営みなのに、自分で野菜を作ったり、生産現場を見たりするリアルな体験がないと、その大変さの共感ができない。自分が食べているものが、どこで、どうやってできているのかを知ってもらい、作り手への共感とつながりを促したい。まずはそれを知る糸口として、レギュームでおいしい有機野菜を食べてもらう、非日常体験を提供したいのだと語ります。

生産者の姿を伝える

レギューム
有機野菜の魅力について熱く語る光岡さん
しかし、お店に足を運んでもらっても、生産者のサポーターにまでなるのにはちょっとハードルが......。そこで光岡さんが起こしたアクションが、「兵庫食べる通信」の創刊です。この「兵庫食べる通信」とは、おいしい食材と、その食材が特集された情報誌がセットで届く定期便です。編集長を務める光岡さんは生産者のストーリーを伝え、食の裏側を知ってもらうために、自ら農家への取材もこなします。生産者のことをより知ってもらい、「あの作り手さんを応援したい」という思いを持ってもらう狙いがあります。付録に、「兵庫食べる通信」で特集した農家の作物がついていることもポイントです。
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神戸市内の畜産農家への取材
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豊岡市内の果物農家への取材
食の生産者と消費者をつなげるため、さまざまな取り組みをされている光岡さん。その強い原動力は、どこから来るのでしょうか。
それは、光岡さん自身に「人が生き生きと力を発揮して生きることができるようにしたい」という思いがあるからだといいます。有機農業は、自然を受け入れることから始まる農業です。必要な力はもとからタネに備わっていると考え、肥料や農薬、遺伝子組み換えなどはしません。そんな有機農家の人々の生き方を見ていると、自然を受け入れ、自然に生かされているという自覚をもち、自分も、他人も受け入れて、生き生きしているように見えるそうです。命の源に触れ、命の循環を知る体験は、それだけ人に影響を与えるのだとお話くださいました。

有機野菜で人と人をつなげる

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生産者の方との1枚
光岡さんは現在、西宮市農業委員会にも加わっています。西宮市の農業の課題は、ほかの地域と例外なく、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加です。西宮市の農家のうち7割が出荷をしない自給農家で、大きな売り上げを出している農家はほんの一握り。農地自体が広くないという課題もあるといいます。
しかし、西宮は有機野菜の需要が高く、消費地がすぐ近くにあるという強みもあるといいます。新鮮なうちに出荷でき、農業体験が手軽にできるという利便性も魅力です。農業体験を研修に取り入れる企業も多いのだそう。
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企業の研修で農業体験
将来的には、有機野菜が非日常ではなく毎日の食卓に上がるようにしたいと、光岡さんはいいます。そのための新しい取り組みとして、今年から、レギュームのすぐ隣にある「なでしこホール」で共同購入型のマルシェ「シェアマル」を開催するべく動いているのだとか。お客さんに、事前にほしい野菜や調味料・お肉や魚などを予約してもらい、ホールに取りに来てもらいます。各生産者はホールに品物を届け、お客さんにとっては一ヵ所でいろいろな品物を手に入れることができる仕組みです。また、生産者と実際に顔を合わせることで、より生産者を応援しようという気持ちを持ってもらえるのでは、と期待をのぞかせます。生産者はお店を持たずに販売ができるためコストが削減でき、消費者は鮮度が高いものをリーズナブルにゲットできるメリットがあるという、新しい取り組みです。詳しくは「シェアマル」をチェックしてみてください♪

消費者と生産者の、もっと血の通ったつながりを作りたい、という光岡さんの取り組みに終始感動してしまいました。農業の未来を考える、というと身構えてしまいますが、まずはおいしい有機野菜のお料理を食べて、生産者に想いを馳せることから始めてみます!
レギューム
ぜひみなさんも有機野菜の魅力を感じて見てください

宮明里帆
宮明里帆
西宮育ち。西宮東高校放送部に所属し、NHK全国高校放送コンテスト アナウンス部門で準決勝出場・入選。高校時代に、西宮市民祭りの市民ステージで司会を務めたことも。大学では外国人観光客を英語でガイドする団体に所属。また、兵庫県の親善大使である、フラワープリンセスひょうご2017 グランプリに選出され、 県の公式行事で司会やアシスタントを務める。さくらFM 夜桜一々(第三水曜日)担当。
NISHINOMIYA COMMONS編集部
さくらFM
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