2019年2月27日

できたての新酒が味わえる!「西宮蔵開2019」レポート
〜第1弾「寳娘」〜

大澤本家酒造
「寳娘」の大澤本家酒造による“蔵開き”をレポート!

歴史ある蔵元が年に一度の"蔵開き"を開催

西宮市は、全国的に有名な日本酒の生産地である「灘五郷」のうち、西宮郷と今津郷の2つを擁する酒どころ。そんな西宮で開催される冬の恒例イベントの一つが「蔵開き」です。毎年2月頃から3月頃にかけて、市内の6つの蔵元が敷地を開放。酒蔵の見学や新酒の試飲などが楽しめます。
2019年は1月19日(土)にオープニングイベントを行い、2月2日(土)〜3月3日(日)にかけて、6つの蔵元が毎週1つずつ、蔵開きを開催。
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西宮蔵開2019のチラシ
今回は、その中から2月2日(土)に行われた「寳娘」の蔵開きをレポートします!
「寳娘」の蔵元は、250年もの歴史を持つ、大澤本家酒造株式会社です。蔵開きでは、新酒の試飲や販売のほか、貴重な木造蔵の見学も行われました。
蔵開き02
気持ちの良い青空の下、たくさんの人で賑わいました!

ご夫婦で、仕事仲間で......多くの日本酒ファンが来場!

蔵開きは11時からでしたが、受付開始前から長蛇の列。ご近所の方だけではなく、大阪など県外から来られる方も少なくありません。毎年この酒蔵開放を楽しみにされているリピーターも多いそうです!
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行列を進み、中に入ると、まずは蔵見学です。こちらの木造蔵は、1954年(昭和29年)から使われています。阪神大震災で大きな被害を受けた灘五郷の中で、築50年以上の貴重な木造蔵が残っている蔵元はこちらのみ。古い木造蔵には独特の趣があり、長い歴史と風格を感じます。
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蒸米機や発酵タンクといった機械、道具などを見ることができます
普段はなかなか見られない、大きなタンクや使い込まれた酒造りの道具の数々。甘い日本酒の香りの中、「これは何に使うんだろう?」などお話しながら、みなさん熱心に見学されていました。

その後は、いよいよ日本酒の試飲です! 人気の原酒や季節限定のにごり酒など数種類のお酒を飲み比べることができます(有料)。
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待ちに待った試飲!
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複数種類飲み比べて、お気に入りを探せます
もちろん、試飲をして好きな銘柄を見つけたら、その場で購入もできます。特に人気なのは、1月〜4月限定の「しぼりたて生原酒」。その魅力は、新酒特有の若々しい香りとまろやかさです。また、奈良漬けや酒粕などを一緒に買って帰る方も多かったようです。
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しぼりたて生原酒
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直接相談をしながら選べるのも魅力
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「寳娘」で作った奈良漬け
大阪から来られたというこちらのご夫婦は、蔵開きに来たのは今回が初めて、とのこと。
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「日本酒は好きなのですが、たくさんは飲めないので、今回のように少しずつ飲み比べられる機会は嬉しいですね。また来年も来たいです!」とのこと。今日は梅酒を購入されたそうです。ちなみに、一般的な梅酒はホワイトリカー(焼酎)で漬けますが、こちらの梅酒は特選原酒で漬けられています。清酒のまろやかさを感じることができる一品です。

また、職場の仲間を集め、毎年蔵開きに参加しているという方も。「寳娘」だけではなく、タイミングがあえば、毎年いくつかの蔵元に参加されているそうです。
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みんなで集合写真!
蔵開きを楽しんだ後、「このままみんなで飲みに行きたいので、お店を探しています(笑)」と話していました。イベントを通じて、日本酒を愛する気持ちがさらに高まったようです!

お客様にとって身近な存在でありたい

また、大澤本家酒造の9代目当主である大澤一雅さんにお話を聞きました。
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社長自ら、木造蔵の中を案内していただきました
大澤本家酒造は、江戸時代中期の1770年に堺市で創業し、1954年に西宮に移転。250年以上続く歴史の中で、手造りの原酒にこだわり続けてきたと言います。
「うちは小さな蔵元ですが、すべて手造り。昔ながらの製法で、丁寧な酒造りを守ってきました」と大澤さん。
年に一度の蔵開きに限らず、普段から蔵見学も行っているそうで、"造り手の顔が見えること"も、大事にされています。
「蔵の中を見ていただきながら、寳娘の製造方法や当社の歴史について、直接お話しています。うちの商品は製造直売。自分たちで作った製品を自分の手で責任を持って売る。だからこそ、造り手の顔を知ってもらうことで安心して買っていただけたらと思っています。ですから、この蔵開きのようなイベントは、お客様と直接触れ合える良い機会ですね」
蔵開き19
発酵タンクは朝晩かき混ぜます
造り手のお話を聞いたり、製造工程を知ったりすることで、日本酒の楽しみ方はより広がります!
ご興味のある方は、蔵見学も受け付けていますので(冬季のみ・要予約)、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
NISHINOMIYA COMMONS編集部
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