2019年3月20日

できたての新酒が味わえる!「西宮蔵開2019」レポート
〜第2弾「徳若」〜

万代大澤醸造の「徳若」と社長の大澤弘一さん
万代大澤醸造の「徳若」。爽やかなブルーのボトルも特徴的です!

人気の蔵元による年に一度の蔵開き

日本を代表する酒どころ「灘五郷」のうち、「西宮郷」と「今津郷」を擁する西宮市。西宮市にある6つの酒蔵では、毎年2月から3月頃にかけ、敷地を開放して新酒の試飲などが楽しめる蔵開きのイベントが行われます。2019年の蔵開きも大盛況。今回は2月24日(日)に行われた「徳若」の蔵開きの様子をレポートします。
万代大澤醸造
朝から長蛇の列!
当日は青空が広がり、春の訪れが感じられるような暖かい日となり、朝から大勢の日本酒ファンが集まりました。11時のスタートの時点でもう長蛇の列。しぼりたての新酒の試飲や販売などが行われ、蔵開き終了の16時までに約2500人が訪れました。男性も女性も、幅広い年齢層のみなさんが本当に楽しそうに過ごしておられたのが印象的でした。
万代大澤醸造
会場内は大賑わい
「徳若」の蔵元は、万代大澤醸造株式会社。昔ながらの手作りにこだわって、一本一本丁寧に作り上げておられる小さな蔵元です。機械を使わず、酒袋から滴り落ちる「中汲み」を無濾過のまま瓶詰して熟成する、華やかな風味とまろやかさが魅力の「しずく酒」が有名。
万代大澤醸造
「徳若」の名前は、「徳若にご万歳」というおめでたい唄の一部から、いつまでも若々しく末永く繁栄することを願ってつけられたものだそう
蔵開きの試飲でも、人気のしずく酒の新酒や、季節限定のにごり酒、熟成した原酒など10種類(有料)が用意され、飲み比べが楽しめました。
万代大澤醸造
万代大澤醸造
ぐい吞み付きのセット。飲み終わったら持って帰れます
万代大澤醸造
ボトルの美しさにも目をひかれます
その他にも、しぼりたて新酒や酒かすの販売もあり、気に入ったお酒を購入する人がたくさん。一番人気はできたばかりの新酒「うすにごりしぼりたて純米大吟醸しずく酒生原酒」。徳若のお酒は、普段から蔵元直売のみ。ここでしか買えないレア感も魅力です。

仕事や趣味の仲間、家族で楽しく参加

万代大澤醸造
「徳若」の蔵開きには初めて参加したというこちらの男性。たまたま他の会場で蔵開きをやっているところに通りかかったことで「西宮蔵開」を知ったそうです。「いろんな酒蔵で試飲ができるのがうれしいです。あちこちで気に入ったものを買うのも楽しみ。今日は無料試飲でいただいた辛口のお酒を買って帰ろうかと思ってます」とのこと。
万代大澤醸造
「おいしいです〜! かわいいぐい吞み付きの試飲があるのもうれしいです」と満面の笑みのお二人は、元々同じ職場で働いていた、先輩と後輩。蔵開きに参加されたのは今回が初めてだそうですが、絶対欲しくなると思って......と、お気に入りのおつまみも持参。「日本酒が大好きなので、予定があえば、他の蔵開きにもいってみたいです」と話されていました。
万代大澤醸造
「徳若のお酒は飲んだ瞬間にわかる」というお二人
親子で来られていたこちらのお二人は、徳若のファンで普段からよく買いに来ておられるそう。もちろん蔵開きのイベントも、毎年楽しみに参加されているとのこと。「待っていた新酒ができるのはうれしいですし、毎年通っていると、その年その年の味の違いも楽しめます。お酒を介して知らない人とすぐ友だちになれるのも楽しいです」と話されます。今日もたまたま隣り合わせて友だちになったという方たちと、盛りあがっておられました。
万代大澤醸造
万代大澤醸造
各自持ち寄ったおつまみを広げ、楽しんでいました
万代大澤醸造
「こういうイベントは楽しくていいですね。初めて来ましたが、人が多くてびっくりしました。『徳若』は来てみたかった蔵元だったので友達と日程が合ってラッキーでした」というお二人は、マラソン仲間と一緒に参加。メンバーには大阪や滋賀から来られた方も。「新酒はもちろんですが、一年熟成、十年熟成のお酒がおいしかったです!」と、試飲を楽しんでおられました。

蔵元に来ていただくからこそ、味わえるお酒

万代大澤醸造
社長の大澤弘一さん
万代大澤醸造の当主、大澤弘一さんにお話しをお聞きしました。
「たくさんの人に来ていただいて楽しんでいただけるのは、本当にありがたいです。うちは蔵元での直売しかしていないので、お客さんとの触れ合いをとても大切にしています」と大澤さん。
徳若のお酒は、「原酒」にこだわり、そのお酒の本来の味や風味を活かすため、搾ったそのままの状態で瓶詰して、加水や濾過といった手を加える作業をほとんどしていません。
「わざわざ蔵元まできていただくわけですから、酒蔵で蔵人が飲むのと同じような状態で飲んでいただいて、蔵元ならではのフレッシュな風味をお楽しみいただきたいと思っています。」

おいしい新酒が味わえる年に一度の蔵開きは、日本酒好きはもちろん、そうでない人にも日本酒に親しむ絶好の機会。個性豊かな酒蔵で飲むお酒は格別です。伝統ある西宮の日本酒を楽しめるイベント「西宮蔵開」。ぜひ来年もご期待ください。
NISHINOMIYA COMMONS編集部
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